1958-02-21 第28回国会 参議院 決算委員会 第7号
○大倉精一君 私の質問の要旨がちょっとわからぬかもしれませんが、個人の苦情の場合には、これは、おれの方が少い、隣の方が多いじゃないか、不公平じゃないか、こういう不満が出てきておると思うのですが、団体の場合にはそうじゃなくて、竹本四方一というものが資格があるかないか、あれは不信任だ、ああいうものにまかしちゃいけないのだという、そういう不満が団体としてはあると私は思う。
○大倉精一君 私の質問の要旨がちょっとわからぬかもしれませんが、個人の苦情の場合には、これは、おれの方が少い、隣の方が多いじゃないか、不公平じゃないか、こういう不満が出てきておると思うのですが、団体の場合にはそうじゃなくて、竹本四方一というものが資格があるかないか、あれは不信任だ、ああいうものにまかしちゃいけないのだという、そういう不満が団体としてはあると私は思う。
これに書いてあるのは、公訴事実は、「被告人竹本四方一は太田川改修草津対策委員会の委員長、被告人高木義之は同委員会の委員であり被告人竹本四方一は広島市の天満川河口西方より佐伯郡井口村八幡川河口北方迄を外張孤線で結んだ内側の漁場の漁業(のり業、あさり業、かき業漁撈)者で建設省直営の太田川水路開さくに伴い実害を受ける者」、まあこういうふうな形でずっと文章が書いてあって、第一は「被告人両名」としてあって、これは
○大倉精一君 そこでこういう事実がある、しかも竹本四方一尺はこの事実を認めておる。これがいわゆる政府が、あなたの方が補償金を支払った相手の責任者である。こういうことですね。その責任者がこういう事実を自分でも認めているのでありますが、事実があって、一つの犯罪にならんとしておる。
○大倉精一君 私の言う趣旨は、形式はそうでありましょうが、かりに、広島の漁業協同組合長が推薦をするという意思は持っておる、竹本四方一ですか、そういった場合に、建設省としては、それは適当じゃない、今これはこういうことが起っておる、刑事事件にもひっかかっておる、これは一考した方がいいじゃないかという、そういう意見は言えないのですか。政府はそういう意見すらも言えないのですか。
○説明員(小沢久太郎君) 先ほどからいろいろ大倉さんからお話がございまして、河川局長が答えましたように、竹本四方一が委任を受けまして、それに対して建設省が払っておる。
○大倉精一君 これはもう今の質疑応答で明らかになったのですが、そもそも出発において、最後まで県の監督権を行使し得るような態勢のもとに支払いをされ、あるいは監督をするという態勢ができておるのならいいのだが、そうじゃなくて、有効か無効かわからないような委任状によって、何ら人格のない、資格のない対策委員会という任意団体——この竹本四方一に対して一札とって、そうして金を支払いをしておる。
○大倉精一君 まるっ切りこれはもう補償金二億六千六百万円渡せば、もらった竹本四方一さんの裁量次第でどうでも使えるということになる、というように思われます。さらにそれでは進めますが……。
○政府委員(山本三郎君) ただいまの点につきましては、建設省が竹本四方 一を選んだわけではございませんで、竹本四方一氏に漁業組合と、それから先ほどお話のありました個人の委任状もございましたので、建設省がそれを代表としたわけではございませんで、向うの委任状を持った者に対しまして金銭を支払ったということでございまして、建設省がその人を特に選んだということはございません。
○説明員(美馬郁夫君) それは協定書を最初作るときにおきましては、ここにございますように、広島県の知事あるいは広島市長、広島市漁業協同組合長と、こういう者が全部立ち会いのもとに竹本四方一氏を相手方にしていこうじゃないかというふうな従来のいきさつもありまして竹本四方一氏を選んだわけでございます。
○説明員(美馬郁夫君) その委任状の関係でございますが、建設省としては、この考え方が最初にもございましたように、竹本四方一氏を相手としておりますが、これは組合の代表者としての竹本四方一という者を相手にしている。漁業権はもちろん組合が持っておりますから、組合に対してこれは補償したということで、契約はこれは竹本四方一氏と、こういうようなことで了承しております。
次に、これは質問になるかもしれませんが、竹本四方一が、いろいろこの一億六千万円のものを支払ったりあるいは預金したりする、ところが支払った場合には、受取人から一々領収書をとっているのかどうか、とっているとすれば、それを一つ出してもらう。
○説明員(美馬郁夫君) 一億六千万円は、代表者の竹本四方一さんに建設省から渡した金でありますが、その中ですでに内部配分が終ったのが、私ども報告を受けておるところによりますと約六千万の金額になっております。
○岩間正男君 本件に関し、この対策委員会がありましたね、竹本四方一尺を委員長とするこの対策委員会から建設省にいろいろな書類を出しておるだろうと思う、その書類をやはり全部資料として出してもらいたい。